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初心者におすすめの関西の山は伊吹山?六甲山?京都北山?

初心者におすすめの関西の山は伊吹山?六甲山?京都北山?

伊吹山

初心者におすすめの山は伊吹山と言われますが、伊吹山0合目から登るのは初心者では少しキツイように思います。

2024年8月現在では7月の大雨により南斜面で登山道を含めた大規模な土砂崩れがあり、通行できません。

それで手軽に百名山に立つことができるルートとしては、伊吹ドライブウェイを使うルートです。

伊吹山頂駐車場まで車やバスで行き、そこから歩いて約1時間で山頂に立つことができます。

また、伊吹山では山頂の周遊ルートも整備され鹿柵の中の守られたお花畑の中を歩くことができます。

 

また、伊吹山から北に伸びる尾根を歩く北尾根コースも隠れた人気があるコースです。

岐阜側のさざれ石コースもありますが、初心者というよりは初級者向き?かな・・

 

伊吹山頂にはいくつかの小屋があり、宿泊することもできます。

マウンテンサポートやまやでは、以前、夏場は夜間登山をし、上の小屋でよく泊まりました。

今は登山ができないので、ドライブウェイや岐阜側から入り、1泊してゆくりするのもいいでしょう。

頂上で泊まることの魅力は、満天の星空を見ることができることと、朝日を拝めることです。

とても清々しい気分になりますよ。

六甲山

六甲山も初心者からベテランまで幅広く登れる山です。

神戸の各駅からも近くに登山口があり、六甲山頂を目指すだけではなく、数多くの頂きがあり、

それらを西から東まで全部歩き通す43kmに及ぶ六甲全山縦走大会があるほどです。

 

マウンテンサポートやまやでは、その全山縦走コースを西の須磨アルプスから東の宝塚まで

8つのコースに分け、それぞれ初心者〜初級コースを設定しています。

 

神戸市内や大阪市、淡路島、明石海峡大橋が一望できお天気が良ければ最高の展望登山ができます。

京都北山

マウンテンサポートやまやの地元、京都北山も夏さえ避ければ、快適な登山ができます。

北山独特の魅力があり、伊吹山や六甲山ほどの高度はないものの、素晴らしいコースが多くあります。

 

また、京都一周トレイルと言ったハイキングルートがあり道標がしっかりしているので

どなたも気軽に歩くことができるでしょう。

 

ただし、京都北山はルートがはっきりしていないところが多く、ガイドや先達に付いて登ることをおすすめします。

北の芦生の森から美山トレイル、八ヶ峰、頭巾山、長老ヶ岳など、若丹国境と言われる福井県と京都府の県境を歩くコース、

また北山南部の雲取山や桟敷ヶ岳、魚谷山や桑谷山などがあります。

初心者向きでは、京都市内に近い比叡山や大文字山もコースを選べば安全で面白い登山が楽しめます。

マウンテンサポートやまやでは、随時(夏以外)京都北山は歩いておりますので、京都の山に興味のあるかたはぜひ!

 

【初めて登山をする際の準備、必要なもの】

初めて登山をされる時は何かと不安なもの。。

まずは装備から準備していきましょう!

 

まず絶体に必要なものは、ザックと靴です。

 

ザックははじめの内はデイパックで十分だと思いますが、これから本格的に登山をされたい方は、40Lほどの小さめのザックでも良いでしょう。

雨蓋がついていれば、雨の時、上からの水の侵入を防ぐことができます。

現在は色んな形のザックが売られていますが、登山用品店にて色々担いでみて、自身の身体にフィットするものを選ぶのがよいでしょう。

あくまでもご自身で良いと思うものを選ぶのが肝心です。

登山用品店によってはスタイルで合わせてくる方もおられるので・・

 

ザックの次は靴です。

最初の内の初心者の山では履き慣れたスニーカーなどでも良いですが、段々と回を増すごとに、やはり歩きやすいトレッキングシューズを

購入されることをおすすめします。

こちらも購入される際は、ザックと同じく、あくまでも履いてみて自身に合ったものをお選びください。

注意点としては、はじめから硬い靴を選ばない方がいいと思います。

現在では日本人の足型に合った柔らかくてもしっかりした靴が多く販売されていますので、それらも試されるといいと思います。

 

ザックの中にはいろんな装備を入れるわけですが、当面は雨具(レインウェア、カッパ)と食料、水といった最低限必要なもので良いと思います。

 

マウンテンサポートやまやでは、ガイドが非常時などに必要な装備は持って行動しております。

以下にやまやがいつも発行している装備品リスト(日帰り)の一例を添付しておきます。

 

そちらを参照して必要なものを揃えてください。

注意点としては、持ちすぎて荷物が重くならない様にすることです。

また、必要な装備に関してわからないことがありましたら、いつでもお尋ねください。

 

重要度◎・・必ず持ってくるもの ◯・・・できれば持って来て下さい △・・・あれば便利なもの

装備 注意事項 重要度
ザック 今回は日帰り(山中泊なし)ですので、そんなに大きなものは必要ありません。20L〜25ℓくらいのデイパックでも十分です。アルプスや雪山に向けて少し重めな荷物を持つ方は、30〜40くらいの実践用のザック、できたら肩ベルトや腰ベルトが付いていて、サイズを調整できるものが望ましいですね。
スニーカーよりもくるぶしが包まれるくらいの高さがあるハイカットの軽トレッキングシューズが望ましいですね。ゴアテックスなどで防水がしっかりしているものをお薦めします。
雨具 ゴアテックスが使われているレインウェアをお薦めします。上下セパレートで汗をかいてもむれない透湿性防水性にすぐれているのが特徴です。折りたたみ傘は林道などで使用する時はあります。
防寒用 中間着 フリース等の素材でできた、いわゆる防寒着です。上半身は下から順番に、綿ではないTシャツ、綿ではない登山用シャツ、中間着、アウター(レイン)下半身は綿でないタイツ(付けなくても良い)、登山用ズボン、アウター(レイン)が基本となります。中間着は、中〜薄手のものをご用意ください。
山に持っていく着替え ザックの中には、必ず靴下、バンツ、Tシャツ等下着の着替えは1枚ずつ入れておく様にしましょう。雨や汗で濡れてしまった時は助かります
帽子 日差しが強い日や雨の日、寒い日に関わらず頭部を保護するためにも帽子は必要です。防寒なら耳までかくれるタイプがお勧めです。ご自身の汗の量、発熱度合いに応じて、タイプを選びましょう。
サングラス 特に日差しが強い日や雪道を歩く時は、サングラスが必要です。強い日差しの紫外線で目が焼けてしまう時もありますので、常時携帯するとよいでしょう。
日焼け止め 女性だけではなく男性にも必要ですね。大切なお肌を紫外線から守りましょう。またリップクリームなどもお忘れなく。
手袋 山の上で風が強かったり、寒い時は重宝しますね。今の季節はウール素材のものと防風のものが1枚ずつあると寒さをしのげます。また岩登りでは指先がでているものをお薦めします。藪漕ぎなどがある場合は軍手などがいいかも・・です
ザックカバー 雨が降って来たときはザックカバーを付けると中のものが濡れにくいですね。ただし、絶対ではありませんので、濡れてはいけないものは、ザックの中でビニールに包むなどして防水をきっちり心がけましょう。
スパッツ(ゲイター) 雨の日などに靴の中が濡れる事を防ぎます。これも絶対ではありませんが効果はかなり期待できますね。またズボンや靴を汚れる事から防ぎます。
ストック 特に下りで足を痛める可能性のある方には、絶大な威力を発揮します。ストックをしっかり使える様になると足にかかる負担がかなり軽減されます。ただしストックはあくまでも補助なので過信は禁物。岩場など危ない所では要注意です。雪があるところでは重宝します。
カメラ 楽しい山の記録をカメラに残しましょう。
レスキューセット 一般的に、レスキューシート、ライター、メタ(固形燃料)、小型ナイフ、細引き、ろうそく、テーピングテープ、三角巾などをいいます。非常時に必要になります。
タオル 汗をかく方には特に必要ですね。それ以外様々な使い方もできます。
ビニール袋 小型のものは、ザックの中で小物を整理したり、防水に使用したり、大型のものは雨の日などに下山してから濡れたものを入れておくのに便利ですね。
替え靴紐 靴ひもが切れてしまった時にあれば使います。
暖マット 休憩の時など、地面に直接座ったり、ザックに座る事が嫌な方は、これがあれば便利です。小型のものならかさばらないし、お尻も冷えませんね。
コンパス 山に入る時は必ず持って行きたいですね。コンパスを見る癖をつけると今自分がいる位置がわかり、また読図の練習になります。スケール付きのものがいいですね。
地図 これも、山に入る時には持って行きたいですね。地図を読める様になると、登山の楽しみが増しますね。
軽アイゼンアイゼン 雪がとけて再び凍った斜面など、これがないと安全に降りることができないと判断した場合に、使用します。少なくとも6本爪が必要となります。  
コップ 登山の途中でお茶を沸かしたり、のどが乾いた時に水を飲むのに便利です。
ツェルト ガイドが持っていますが、全員が使用できるとは限りません。ご自身用のものが1つあれば、非常時に備えられます。1〜2人用で軽量のものをお勧めします。"
飲料水テルモス 日帰り(1日)でだいたい1L〜1.5Lはお持ちください。できればお茶よりもスポーツ飲料かただの水をお勧めします。暑くなるこれからの季節はマメに水分を取るようにしましょう。また寒い時はテルモスに暖かいものを入れておくと良いでしょう。
行動食昼食 山行では、行程表に記しますが、登山口までの道中でコンビニもしくはSAなどに寄ります。そこで昼食など行動食を買って下さい。お弁当が凍る厳冬期を除いて餅、ご飯などお弁当類がお腹の持ちがいいですね。
非常食 非常時に食べる食料です。常時携帯はするけど、非常時以外は食しません。一般的に日持ちのするものを用意します。私はカロリーメイトを1箱持っています。
旅行セット 温泉セット タオル、着替え、日用品等下山後、温泉に行くときや宿に宿泊するときにいるものです。登山には持参せず、車か宿に置いておきます。
健康保険書 非常時に備えて携帯して下さい、元本ではなく写しでもけっこうです
常備薬 各々に合わせてお持ちください。
ヘッド ランプ 山中では何が起こるかわかりません。また、明け方まだ暗いうちからの出発、または時間が遅くなり陽がくれてからの行動がある場合、必ず必要となります、予備電池、予備電球共にご用意ください。
新聞紙 雨が降って靴が濡れたときなど何かと便利です。朝刊1束分くらいで十分です。
シュリンゲ カラビナ これがあると自己安全確保のために重宝します。備えあれば憂い無し、鎖場等の岩場、または雪の斜面において自信が無い方はお持ちください。それ以外でも様々な場面で使います。テープシュリンゲ120センチ×1、ロープシュリンゲ60センチ×2、安環付きカラビナ×1、カラビナ×2 
その他 この行程表を(コピーも可)お持ち下さい。