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久しぶりの檜枝岐村 会津駒ヶ岳

福島のイベント出展の間、白河から私の大好きな檜枝岐へ移動。尾瀬を満喫!と思いきや、気が変わり昨日会津駒ヶ岳に登ってきました。

会津駒ヶ岳は昔、夏も冬もやまやのお仕事でも何回か登っていますが、この季節は初めてなので、ちょっと惹かれるものがありました。

 

昼から雨という予報なので、午前中が勝負!と早朝出発。熊を警戒しながら足を進めます。

後から知ったのですが、この辺りにはあまり熊は出ないという事でした。今回は私1人なので、軽荷でスタスタ登っていきます。

登り4時間のコースタイムを3時間で登りましたが、やはり1人の登山は面白くなく、登山仲間ややまやのお客様と登る方が数倍楽しいと思いました。

 

まあ、自分だけのペースで力量で登れるのはいいのですが、ガイドをしてからは山の楽しみ方の形が変わってきた様に思います。

この時期独特の鬱陶しい「ブヨ」などにも会わず快適です。中腹にはいつものムラサキヤシオが咲いていました。

 

途中人には会わず、途中から出てきた雪上を歩き、8時40分に頂上到着。ガスって何も見えなかったので、中門岳には行かずそのまま引き返してきました。会津駒には頂上の手前に小屋がありますのでよりましたが、開いていませんでした。テラスで一休憩しましたが、それでも小屋からは誰も出てこられずに、お休み?かな?

 

この時期の残雪の山は雪の状態によって結構、難度が変わります。

いつも最悪の事態を想定して山に入るのですが、今回はかなり軽装です。

アイゼンのみ、12爪のしっかりしたものを持っていきましたが・・雪が午後になると緩み、ズボズボ穴を開けてしまいます・・

これが本当のズボ足(つぼ足)です(笑)

 

下山時に何人かの人に会いましたが、何やら小屋で売っているバッジを買うのが目的・・ということで、留守を告げるとがっかりされていました。そこでたっぷりコーヒーを飲み休憩。結局登っただけ…の登山でした。なんだか、何回も登ってると感動が薄れてくるのでしょうか??

 

ただ、磐梯山の山小屋主をしていたという方に出会い、簡単に磐梯山(1時間半で登れる)というコースを教えてもらい、少し気になったのでこの後、立ち寄ってみることに・・今後のブログに記載します。

 

頂上付近の湿原地帯では、雪解け後すぐに出てきたショウジョウバカマやコバイケイソウの小さな芽。水芭蕉が少しだけ木道の間に咲いていて癒やされます。中腹ではきれいなブナの森、オオカメノキなどもきれいでした。

 

10時40分に下山し、高低差1300mを休憩含めて5時間ちょうどで下りてきました。久しぶりの軽装、駆け足登山でした。

その後、檜枝岐で名物の「裁ち蕎麦」を食べ、さて明日はどこに行こうか?と案じるも、考えがまとまらず、まずは檜枝岐郷土資料館へ!

ここでは昔の檜枝岐の皆さんの生活が良く分かります。熊は昔からいて、やはりここにも「マタギ」さんがいたと・・でも熊に対峙したときは猟銃よりも、長い槍が展示してあるのが印象的でした。

 

銃は当たらなければ意味ないですが、槍は熊を寄せ付ける前に退治できるのでは・・と思います。もっともこれは狩猟をされている方の武器なのですが、山に入る時にもし襲ってきた時のための熊スプレー(熊スプレーも当たらなければやられます)より効果的だと思いました。

 

そのあと、檜枝岐村内をぶらぶら歩き、尾瀬に行こうかとも思いましたが、何度も行っており飽きてきたので結局旅を楽しむことに。南会津から只見を経て、炭酸水なども訪ね、この日は金山まで行きました。これから、次のイベントの地「てわっさの里」の会津三島を訪ねて、磐梯山の方の温泉にでも行こうか…と。